アジア株はまちまち、米株先物の下落がやや気がかり 米国死者は最大24万人になる可能性も
アジア株はまちまち、米株先物の下落がやや気がかり 米国死者は最大24万人になる可能性も
東京時間14:16現在
香港ハンセン指数 23314.56(-288.92 -1.22%)
中国上海総合指数 2756.71(+6.41 +0.23%)
台湾加権指数 9675.42(-32.64 -0.34%)
韓国総合株価指数 1742.33(-12.31 -0.70%)
豪ASX200指数 5258.60(+181.78 +3.58%)
インドSENSEX30種 28696.66(-771.83 -2.62%)
アジア株はまちまち。新型コロナウイルス懸念が高まっている一方で、米景気支援策期待が高まっており、好悪材料が交錯している。
新型コロナウイルス感染者は全世界で86万人に迫る勢い。トランプ米大統領は「今後、非常に厳しい2週間になるだろう」「外出自粛などの対策を取っても米国内での死者は10万人から最大24万人に達する可能性がある」と述べた。トランプ氏の発言を受けて、米株価指数が時間外で下落している。ダウ先物は400ドル超安。欧州株も時間外で2%超下げており、今夜の欧米市場の動向が注目される。
一方で、トランプ米大統領が「大規模で大胆な2兆ドル規模のインフラ投資を行うべきだ」とツイートしたことで追加の景気支援策への期待は高まっている。
香港市場では銀行株が大幅安。HSBCは8.9%安、スタンダードチャータードは5.3%安。英大手銀が一斉に今年の配当支払いを取りやめると発表した。配当中止を発表したのはHSBC、バークレイズ、RBS。スタンダードチャータードは配当取りやめと同時に自社株買いも停止するとした。
上海株は前営業日終値を挟んで推移。中国は新型コロナウイルス感染の統計にこれまで計上していなかった無症状の感染者数を追加して、4月1日から公表するとした。中国国家衛生健康委員会は、31日時点で無症状感染者130人を確認したと発表した。
豪州株は引けにかけて上げ幅を拡大し3.58%高で取引を終えた。
執筆者 : MINKABU PRESS
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