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ドルは戻り売りに押され、ドル円は107円台半ばに下落=NY為替概況

今日の為替 

 きょうのNY為替市場、ドルは戻り売りに押され、ドル円は107円台半ばに下落。きょうは月末及び期末にあたるが、実需のドル買いが観測されていた。ただ、NY時間に入るとドル買いの動きは止まり、ロンドンフィキシングを通過すると、一気にドル売りが強まっている。ドル需要も一段落して来たのか、これまでのリスク回避のドル高の巻き返しが出ていることも予想される。

 ドル円は108.70円付近に上昇して始まったものの、107円台半ばまで下落。200日線を維持できずに失速した格好となり、107.70円付近に来ている21日線も一時下回った。トランプ大統領の2.2兆ドルの大規模景気対策や、FRBの無制限の緩和姿勢を始めとした各国政府や中央銀行の積極策が市場を落ち着かせており、金融市場ではドルひっ迫感がひとまず緩和している。

 期末を迎えて今度は、これらの政策が世界経済を本当に回復に導くのか、それに伴いドル需要が緩んで行くのか、今後の動向を見極めたいムードが、きょうは出ていたのかもしれない。

 ユーロドルは1.0930ドル近辺に下落して始まったものの、NY時間に入って買い戻しが膨らみ、1.10ドル台を回復している。ドルのひっ迫感が一服する一方で、今度はユーロ資金がストレスの兆候を見せ始めている模様。もし、緊張がドルと同程度に発展すれば、ユーロ高に反映される可能性がある。ただ、ECBもFRBに習い、各国中銀とのスワップ協定を通じて流動性を供給する可能性も高いことから、ドルのような事態にはならないとも見られているようだ。

 ポンドドルは上げが一服したものの、買い戻しの動きが続いている。ただ、ポンドに関しては弱気な見方が少なくない。この日発表の10-12月の英GDPは0%となった。新型ウイルス感染拡大の前にすでに景気は悪化していた可能性も示唆しており、EUとの貿易交渉もある中、感染が落ち着いたあとも、景気回復は鈍いとの懸念も出ている模様。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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