一時ドル高強まり108円台後半まで、午後は調整売り=東京為替概況
ドル円は株高の動きなどに支えられて、一時108円72銭を付ける動きとなった。前日のNY市場での株高などを好感して、朝からアジア株が全般に堅調な動きとなり、ドル円、クロス円の支えに。米債利回りの上昇、ダウ先物時間外の上昇なども見られた。また、期末ということで仲値にかけてドル買いが一気に入る局面があり、ドル円の上昇に寄与。ユーロ、豪ドルなどに対してもドル高が強まる場面が見られた。特に豪ドルは朝の0.62台から0.6070台まで下落。
仲値後に少し調整が入ると、午後に入ってドル売り円買いが優勢に。中国株の下げをきっかけに世界的に株が値を落とす展開。300ドル以上上げていたダウ平均株価時間外取引が高値から500ドル以上下げて22000ドル割れを付けるなどの動きを見せた。日経平均もマイナスに転じ、その後も売りが優勢に。米債利回りが0.72%台から0.67%台まで低下するなどの動きが見られた。
ドル円は108円10銭前後まで調整。豪ドルは0.62台を回復と大きな往って来いに。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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