ドル買いやや優勢=東京為替前場概況
東京外為市場中盤、ドル円は108.72円付近まで上昇した。月末・四半期末・年度末絡みのドル買いが入っている。
新型コロナウイルスの世界的な流行が一巡する兆候はみられず、金融市場の雰囲気は依然として神経質だが、足元では時期的なフローが値動きの中心となっている。
中国国家統計局が発表した3月の製造業購買部担当景気指数(PMI)は52.0まで急回復した。新型肺炎感染拡大を阻止するための経済活動の抑制で2月に本指数は3
5.7まで急低下したが、コロナショック前の水準に戻った。中国では新型コロナウイルスの蔓延がすでに下火となっており、経済活動は正常化しつつある。ただ、今回の結
果はほとんど材料視されていない。
ユーロ円は119.68円付近、豪ドル円は67.08円付近、NZドル円は65.40円付近まで水準を切り上げた。
日経平均は反発。前引けでは前営業日比148.53円高の1万9233.50円と
なった。
執筆者 : MINKABU PRESS
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