反落、新型肺炎の感染拡大やSPRの拡大見送りで=NY原油概況
NY原油先物5月限(WTI)(終値)
1バレル=22.60(-1.89 -7.72%)
ニューヨーク原油は反落。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比1.89~1.45ドル安。その他の限月は0.92~0.25ドル安。
欧州や米国で新型肺炎の感染拡大が止まらず、石油需要が一段と落ち込むことが警戒されている。米疾病対策センター(CDC)が発表した米国の総感染者数は6万8440人まで拡大し、欧州のパンデミックの一角であるスペインを上回った。米上院を通過した2兆ドル規模の米景気対策法案のなかに戦略石油備蓄(SPR)を積み増すための財源が含まれず、米エネルギー省が米国産原油による備蓄増強を見送ると発表したことも重し。
時間外取引から5月限は軟調。通常取引開始後は22.38ドルまで下げ幅を拡大した。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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