アジア株 狼狽売りが加速、パンデミックで世界経済はリセッション入りとの見方強まる
アジア株 狼狽売りが加速、パンデミックで世界経済はリセッション入りとの見方強まる
東京時間14:07現在
香港ハンセン指数 26027.92(-750.70 -2.80%)
中国上海総合指数 2878.60(-112.36 -3.77%)
台湾加権指数 11292.17(休場)
韓国総合株価指数 1987.65(-67.24 -3.27%)
豪ASX200指数 6440.10(-217.80 -3.27%)
インドSENSEX30種 38655.62(-1090.04 -2.73%)
アジア株は大幅安。上海株が急速に下げ幅を拡大したことを受けて他のアジア株も下げを加速している。為替相場でもリスク回避の動きが強まっている。米株価指数は時間外で上昇していたものの、上海株の下げを受けて急反落、ダウ平均は200ドル近く下げている。
市場では既にパンデミックとの見方が強い。韓国で感染者が2000人を超えるなど、中国以外の国で感染が拡大している。28日、ニュージーランドで初めて感染者が確認された。来週以降も世界中で感染は拡大すると思われる。
米国立アレルギー感染症研究所所長は、「エピデミック(普通の流行)とパンデミック(世界的流行)を区別する必要はないのではないか」とし、「状況はどんどん悪化している。数字を見れば分かる」と述べた。
WHO事務局長は27日になってようやく、「パンデミックの可能性がある」との見解を示した。ゴールドマンサックスは今年の米企業利益見通しをゼロ成長に引き下げ、調査会社ムーディーズ・アナリティクスはパンデミックになれば、今年上期に米国を中心に世界経済のリセッションを招くと予想している。
執筆者 : MINKABU PRESS
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