アジア株 パニック的な売り、世界同時株安の展開続く WHO「パンデミックの可能性」
アジア株 パニック的な売り、世界同時株安の展開続く WHO「パンデミックの可能性」
東京時間11:12現在
香港ハンセン指数 26269.91(-508.71 -1.91%)
中国上海総合指数 2943.34(-47.99 -1.61%)
台湾加権指数 11292.17(休場)
韓国総合株価指数 2006.97(-47.92 -2.31%)
豪ASX200指数 6496.60(-161.30 -2.40%)
アジア株は大幅下落。新型コロナウイルス感染拡大への懸念が一段と高まっており、世界同時株安の展開が続いている。 27日の米株価指数は大幅続落、ダウ平均は1190ドル安と過去最大の下げ幅となった。
市場では既にパンデミックが始まっているとの見方が強く、欧米アジアでパニック的な売りが出ている。
米国立アレルギー感染症研究所所長は、「エピデミック(普通の流行)とパンデミック(世界的流行)を区別する必要はないのではないか」とし、「状況はどんどん悪化している。数字を見れば分かる。何と呼ぼうと、良くないことに変わりはない」と述べた。
米疾病対策センター(CDC)は新型コロナウイルスの検査対象を大幅に拡大する方針を発表した。中国、日本、韓国、イラン、イタリアに過去14日以内に滞在し、呼吸器に症状がある人を検査する方針。原因不明で深刻な症状がある人も対象となる。
前日には、米食品医薬品局高官は「パンデミックに向かいつつある」との見解を述べ、独保健相も「ドイツで流行が始まった段階にある」と語った。
WHO事務局長は27日になってようやく、「パンデミックの可能性がある」との見解を示した。韓国では新たに感染者256人を確認、計2022人になった。
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。