リスク警戒の動き広がる=東京為替概況
ドル円は一時110円を割り込むとこまで売りが出る流れとなった。昨日の海外市場ではダウ平均が続落したものの、ナスダックがプラス圏推移と下げ渋りの動きが見られた。
しかし、米CDCがパンデミックに陥る可能性を指摘。トランプ大統領は米市民のリスクは依然として非常に低いとしながら、新型ウイルスの市中感染について不可避ではないと思う。どんな事態が起ころうとわれわれは十分に備えていると慎重な対応姿勢を見せた。
こうした動きを受けて米ダウ平均先物が400ドルを割り込むなど売りが出た。日経平均も一時500円を超える下げとなるなど、株安の動きが優勢となり、円高の流れとなった。
ドル安の動きも優勢に。米債利回りが史上最低水準を更新し1.2922%まで下げるなどの動きを見せ、ドル安に。
ユーロは対円で値を落とし120円ちょうど近辺も、対ドルでは1.09台に乗せるなどしっかり。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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