アジア株は下落、パンデミックになれば世界経済はリセッション入り 南米でも初確認
アジア株は下落、パンデミックになれば世界経済はリセッション入り 南米でも初確認
東京時間14:01現在
香港ハンセン指数 26747.17(-146.06 -0.54%)
中国上海総合指数 3022.21(+9.16 +0.30%)
台湾加権指数 11461.26(-78.97 -0.68%)
韓国総合株価指数 2079.01(-24.60 -1.17%)
豪ASX200指数 6717.30(-149.30 -2.17%)
インドSENSEX30種 40019.84(-261.36 -0.65%)
アジア株は上海を除いて下落、新型コロナウイルス感染拡大への懸念がより一層強まっている。
韓国で25日、新型コロナウイルス感染者を新たに169人確認、国内での感染者は計1146人となり、死者は計12人となった。
ブラジルでも感染者が確認された。南米では初となり、5大陸に広がったことになった。
WHOはパンデミックにはなっていないとの見解を示しているが、市場では既にパンデミックとの見方が広がっている。
ハーバード大学は、来年までに人類の70%が感染するとの見通しを公表した。
調査会社ムーディーズ・アナリティクスはパンデミックの確率を従来の20%から40%に引き上げた。同社はパンデミックになれば、今年上期に米国を中心に世界経済のリセッションを招くと予想している。
米疾病対策センターは、国民に対し、学校閉鎖や、スポーツイベントやコンサートの中止に備えるべきと指摘した。
一方、上海株は上昇。中国政府の支援策期待の買いが支えになっているもよう。中国政府は、中小企業と民間セクターに減税と低利貸し付けなどの景気支援策を発表した。中国人民銀行は金利を0.25bp下げた再貸付・再割引資金、約7.85兆円を供給するとした。また、死亡者の増加ペースが前日から鈍化していることも好感されているもよう。
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。