アジア株は下落 感染懸念が再燃、中国で感染者前日比で増加 韓国では初の死者
アジア株は下落 感染懸念が再燃、中国で感染者前日比で増加 韓国では初の死者
東京時間11:06現在
香港ハンセン指数 27322.89(-286.27 -1.04%)
中国上海総合指数 3031.46(+1.31 +0.04%)
台湾加権指数 11732.74(+7.65 +0.07%)
韓国総合株価指数 2172.60(-22.90 -1.04%)
豪ASX200指数 7143.50(-18.99 -0.27%)
アジア株式市場では香港や韓国が下落、台湾や上海も上げ幅を縮小している。
新型コロナウイルスへの懸念が再燃している。中国で20日、新型コロナウイルス感染者889人が確認された、19日の394人から増加した。そのほか、日本でクルーズ船乗客2人が死亡、韓国では初の死者が確認された。米疾病対策センターは19日、日本と香港を注意レベル1の「通常の注意が必要」にするとして、渡航者に注意を呼び掛けた。
香港株は1.04%安。サンズチャイナやギャラクシーエンターテイメントなどカジノ関連の下げが目立つ。不動産や保険、医療品関連も総じて下落している。
上海株は前営業日比変わらず。政策期待が続いており、底堅く推移している。中国政府は年金などの社会保険料の減免措置を発表したほか、最優遇貸出金利を引き下げた。当局者は社会保険料減免により企業負担が総額8兆円余り軽減されるとの見通しを示した。
中国財政次官は20日の会見で、新型コロナウイルス感染拡大を受けて「必要に応じて政策を調整する」と述べた。
韓国株は1.04%安。韓国で新型コロナウイルスによる感染者が急増している。新たに52人の感染を確認、感染者は計156人になった。20日には初の死者が出た。為替相場では韓国ウォンが対ドルで下落、1ドル=1200ウォンに乗せており、昨年9月以来の安値をつけている。サムスン電子やLGディスプレイ、現代自動車が下落している。
執筆者 : MINKABU PRESS
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