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ドル円112円台に上昇、連日の急ピッチな円安進行=ロンドン為替概況

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ドル円112円台に上昇、連日の急ピッチな円安進行=ロンドン為替概況

 20日のロンドン市場では、ドル円が112円台に乗せている。本日安値からは1円以上、前日の2円弱の上昇とともに、急ピッチな円安進行となっている。東京午前には新型コロナウイルスでクルーズ船の患者から初の死亡者がでたと報じられた。日経平均が序盤の上げを縮小するとともに、続く欧州株や米株先物も売りが先行している。欧米勢からはアジア地域全般のウイルス感染拡大が警戒されているようだ。アジア通貨が総じて安い。そのなかで、ドル円は111円台後半からアッサリと112円台に乗せている。クロス円も総じて円安方向に傾いている。一方、ドル相場は引き続き堅調。ポンドドルは1.28台後半へ、ユーロドルは1.07台後半へと上値重く推移。ただ、クロス円の上昇を消すほどの動きにはなっていない。この日発表された1月の英小売売上高は予想を上回る結果となり、一時ポンド買いの反応がみられた。

 ドル円は112円台前半での取引。112.19レベルに高値を伸ばした。本日安値111.11レベルからは1円超の大幅上昇となった。昨日の海外市場でも2円近い大幅上昇と、このところのドル円の上昇は急ピッチなものになっている。日本の第4四半期GDPが消費増税と台風被害の影響で大きく落ち込んだ。加えて今般の新型コロナウィルスの感染拡大の影響が深刻化している。一方、米国では強い経済指標結果が続いており、世界的にも独り勝ちの状況にある。日本の機関投資家が海外投資に活路を見出す動きに、ヘッジファンドなども乗ってきているようだ。

 ユーロドルは1.07台後半での取引。ロンドン序盤に1.0778レベルまで下落したあとは1.08台を一時回復。その後は再び1.07台へと下落しており、引き続き上値が重い。ユーロ円は円安進行の動き。120円台前半から再び買われており、高値を121.10レベルに広げている。本日安値からは1円幅の上昇となっている。ドル高と円安の動きに挟まれる格好となっている。

 ポンドドルは1.28台後半での取引。前日からの下落の流れが継続している。序盤に1.2925近辺まで下げ渋る場面があったが、その後は再び軟化し、安値を1.2850レベルに広げた。ポンド円は堅調。143円台後半から一時144.60近辺まで買われた。その後は144円台前半で取引されている。ポンドは対ユーロでも軟調に推移している。この日発表された1月の英小売売上高は予想を上回る結果となり、一時ポンド買いの反応がみられた。ユーロと同様に、ドル高と円安の動きにかく乱されている。
 
MINKABU PRESS 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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