ドル円は111円台前半、一時調整もドル高円売り継続=東京為替概況
昨日の海外市場で110円ちょうど前後から111円50銭超えまで大きく上昇を見せたドル円。少し戻して東京朝を迎えると、その後もいったん調整が入り111円11銭まで下落。一気のドル買い円売りに警戒感が広がる場面が見られた。
クルーズ船で感染し、入院していた日本人2名が死亡との報道も円売りを誘った。
その後はドル高が優勢に。オフショア人民元が直近のドル高元安水準を超えて7.04台を付ける動きに。韓国ウォン、シンガポールドルなども売りが出てアジア通貨全面安に。
米債利回りが1.55%を割り込む動きも、ドル売りにはつながらず、ユーロドル、ポンドドルなどはドル買いの動き。ユーロドルは午前の1.0810台までの戻しから、1.0792まで値を落とす展開に。ポンドドルは1.2901まで値を落としている。
午前中の雇用統計で失業率が予想よりも悪化したことを受けて売りが出た豪ドルは、0.6690近辺から0.6630まで大きく下落。ドル全高基調も豪ドル安につながった。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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