東京株式(前引け)=続伸、後半は戻り売りに伸び悩む
20日前引けの日経平均株価は前営業日比207円07銭高の2万3607円77銭と値を飛ばしている。前場の東証1部の売買高概算は5億6168万株、売買代金概算は1兆212億1000万円。値上がり銘柄数は1455、対して値下がり銘柄数は588、変わらずは111銘柄だった。
きょう前場の東京市場は、前日の欧米株高で海外投資家のリスク許容度が高まったところに、外国為替市場で急速にドル高・円安が進んだことから、これを手掛かり材料に主力株をはじめ広範囲に投資資金が流入した。日経平均株価は一時400円超に買われる場面もあった。ただ前場後半は伸び悩んだ。中国人民銀行が利下げを発表したが事前予想通りでサプライズはなく、中国・上海株や香港株が軟化したことで目先戻り売りが出て上値を重くしている。
個別ではソフトバンクグループ<9984>、ソニー<6758>が高く、トヨタ自動車<7203>も買いを集めた。信越化学工業<4063>が堅調、キーエンス<6861>も買いを集めた。有機合成薬品工業<4531>が前日に続きストップ高。ミサワ<3169>も値幅制限上限に買われたほか、ブイキューブ<3681>も活況高となった。半面、セブン&アイ・ホールディングス<3382>が安く、前田道路<1883>も値を下げた。JR東日本<9020>も軟調。日本エアーテック<6291>が大幅安となり、サイボウズ<4776>も売られた。
出所:MINKABU PRESS
執筆者 : MINKABU PRESS
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