ドル円は110円超の水準に強含み、景気懸念は逃避通貨の円に反映されず=東京為替前場概況
19日の東京外国為替市場で、ドル円は110.12円付近まで強含み、先週の高値に迫っている。新型コロナウイルスの蔓延によるアップルの業績未達見通しなど、世界経済の減速懸念が強まっているものの、円買い・ドル売りは限定的。
景気支援に有効だと思われる金融緩和策をほぼ出し尽くしている欧州中央銀行(ECB)に対して、米連邦準備理事会(FRB)はまだ選択肢を残しており、年初からドル高・ユーロ安が鮮明。対ユーロのドル高はドル円を下支えしている。昨日の米ニューヨーク連銀製造業景気指数に回復する兆候がみられることもドルを支援し、世界経済の減速懸念を和らげている。
ユーロ円は118円後半、ポンド円は143円前半、豪ドル円は73円後半まで堅調に推移。
執筆者 : MINKABU PRESS
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