ロクが決算受け5日続伸 動画配信の強いモメンタムを示す=米国株個別
ロクがきょうも買い優勢となっており、5日続伸している。10-12月期決算を発表しており、売上高が予想を上回った。一定の仮定に基づいたプロフォーマ1株利益は0.13ドルの赤字となったが、予想ほどではなかった。1-3月期や通期の見通しも公表しており、売上高はいずれも予想を上回っている。
アナリストの評価も高く、動画配信の強いモメンタムを示す決算だったと指摘。従来のケーブルテレビから、ネットフリックス、ディズニー+といったオンディマンドサービスへの乗り換えに伴う需要増が支援した。
株価のバリュエーションについては懸念を表明する向きもいるが、全体的な動画配信の追い風は続くと予想される。2020年と2021年の動画配信サービス開始のサイクルは多く、近い将来、同社のユーザー単価を高める可能性が高いとの声も聞かれた。
(10-12月・第4四半期)
・1株利益(仮):-0.13ドル(予想:-0.14ドル)
・売上高:4.11億ドル(予想:3.92億ドル)
・ユーザー単価:23.14ドル(前年比+29%)
・有効アカウント数:3690万件(前年比+36%)
・総配信時間:117億時間
・粗利益率(調整後):39.3%(予想:41.1%)
・EBITDA(調整後):1.51億ドル(予想:1.06億ドル)
・研究開発費:7880万ドル
(1-3月・第1四半期見通し)
・売上高:3~3.1億ドル(予想:2.97億ドル)
・EBITDA(調整後):-1800万~+2300万ドル(予想:+417万ドル)
(通期見通し)
・売上高:15.8~16.2億ドル(予想:15.6億ドル)
・EBITDA(調整後):-1000万~+1000万ドル(予想:+417万ドル)
(NY時間10:24)
ロク 144.74(+5.69 +4.09%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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