リスク警戒後退、ドル円しっかり=東京為替概況
ドル円は109円台前半でしっかり。昨日のNY市場で109円20銭近辺まで上昇した流れを受けて、朝方109円27銭までと、今週の高値を更新する動き。もっともそこからの買いは一服で、その後はもみ合いに。
米政府が中国からの航空機受け入れ停止のうわさを否定したことなどもダウ平均先物の買いを誘う形でドル円を支えた。
一方、中国での感染拡大の報道などが重石。中東で初の感染者確認などの報道も売りを誘った。もっとも安値は109円08銭までと下値は限定的。神経質な展開も値幅は19銭と比較的落ち着いていた。
ユーロ円は120円18銭まで値を落とす展開。中東での感染者拡大報道にユーロが対ドルでも値を落とし、ドル円以上に値幅が大きくなった。
豪ドルは9時半に発表された第4四半期消費者物価指数(CPI)の好結果が支えとなり、対ドルで0.6760近辺から0.6777まで上昇。中国での感染拡大報道などが重石も、自秋会合での利下げ期待が後退し、比較的しっかりの動きに。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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