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【これからの見通し】新型コロナウィルス動向にらむ

為替 

 週明けの海外市場は新型コロナウィルスの感染拡大状況などをにらみながらの展開となりそう。感染拡大が続く中で、週明けの東京市場午前にリスク警戒感からの円買いが優勢となり、ドル円は108円73銭まで、ユーロ円は120円割れまで値を落とす場面が見られたが、安値からは少し値を戻してきている。
 海外勢も過剰な反応には慎重も、春節の時期に全土で移動制限をかけざるを得なくなった状況に、経済的な悪影響を懸念する動きが見られ、ドル円、クロス円は当面頭の重い展開に。
 109円台を再びしっかりと割り込むような動きが見られると、もう一段の下げも。テクニカル的には100日移動平均線がきれいなサポートになった形となっているが、ここを割り込んでくると、ドル売り円買いの流れが加速する可能性も。
 クロス円も軒並みの円高を意識。ユーロ円は120円台後半が重くなると、東京朝に付けた119円台を意識か。
 ポンド円の動きは要注意。今週の英中銀金融政策会合(MPC)では利下げと据え置きで見通しが分かれており、かなり神経質な状況。据え置き見通しが強まるようだと、ポンド買いの動きが出る可能性も。

MINKABU PRESS 山岡和雅

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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