【海外市場の注目ポイント】ECB理事会など
日本時間午後9時45分に欧州中央銀行(ECB)理事会の結果が発表され、同午後10時半からラガルドECB総裁の会見が行われる。今回の理事会では金融政策は変更されず、政策金利は現行の0%、中銀預金金利はマイナス0.50%に据え置かれることが確実視されている。今回の理事会から戦略の見直しに着手するが、見直しには今年いっぱいかける方針で、今回直ちに戦略の見直しをめぐり、何らかの決定があるかは不透明である。焦点は、声明やラガルド総裁の会見となっている。12月の独消費者物価指数速報値、11月の独小売売上高指数、11月の独鉱工業生産指数、1月の独ZEW景況感指数など、年明け以降発表されたドイツの経済指標は全般的に予想を上回っている、こうしたことを受け、ラガルド総裁がユーロ圏の景気先行きに対する慎重な見方を後退させるようなら、ユーロが買われる可能性がある。
また、日本時間24日午前0時には1月のユーロ圏消費者信頼感指数速報値や12月の米景気先行指数の発表も予定されている。1月のユーロ圏消費者信頼感指数速報値は、大方の予想がマイナス7.8となっており、前月のマイナス8.1を上回り、2カ月ぶりに上昇すると見込まれ、12月の米景気先行指数は、大方の予想が前月比0.2%低下となっており、前月比では2カ月ぶりに低下するとみられている。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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