アジア株 上海株は下げ加速、3000の大台割れ 春節30億人大移動でパンデミックの可能性も
アジア株 上海株は下げ加速、3000の大台割れ 春節30億人大移動でパンデミックの可能性も
東京時間14:05現在
香港ハンセン指数 27811.58(-529.46 -1.89%)
中国上海総合指数 2990.40(-70.89 -2.31%)
台湾加権指数 12118.71(休場)
韓国総合株価指数 2244.07(-23.18 -1.02%)
豪ASX200指数 7085.60(-47.13 -0.66%)
インドSENSEX30種 41316.38(+201.00 +0.49%)
アジア株はインドを除いて下落。
上海株は後場に入り下げ幅を拡大。昨年末12月30日以来、約1カ月ぶりに3000の大台を割り込んでいる。
中国政府は武漢市の公共交通機関、長距離バスの運行を停止するなどの感染拡大防止策を発表した。中国政府が封じ込め姿勢を強化しているものの、春節大型連休を控え警戒感が強まっている。
24日からの春節大型連休で約30億人の「民族大移動」が始まることで、パンデミックが起きる可能性が高まってきている。
22日時点で感染者は中国全土で571人に達し、死者は17人になった。中国以外では日本、タイ、韓国、台湾、マカオ、香港、米国で確認された。ロシア、メキシコでも感染の疑いが報告されている。
WHOは数週間内に中国以外の地域と韓国、北朝鮮を含む他の国でさらに多くの感染者が確認されると予測。
日本の外務省は中国武漢の危険レベルを引き上げ、不要不急の渡航をやめるよう注意を呼び掛けている。香港鉄路は中国武漢行きの高速鉄道の切符販売を停止すると発表。マカオ政府観光局は春節行事をすべて中止するとした。
執筆者 : MINKABU PRESS
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