【本日の見通し】新型コロナウイルスへのリスク警戒感継続へ
米国内で新型コロナウイルスの感染者が確認されたことで、警戒感が広がる展開となっている。
同ウイルスの中国国内の感染者は300人を超え、人から人への感染も中国当局が認める状況。
今週末からの春節で中国国内・国外合わせた延べの移動人口は30億人ともいわれており
感染拡大を防ぐことは難しいという見方も広がっている。
今日はWHOの緊急会合(本部ジュネーブ)も予定されるなど、世界的なリスク警戒材料に。
こうした状況でドル円は買いが入りやすいところ。昨年実績でみると、中国から海外への旅行先一位は日本だけに
日本国内への警戒感も強いだけに円買いには違和感もあるが、リスク警戒感からの円買いの流れは
これからもある程度入る可能性が強い。
ドル円は110円近辺が重くなるようだと、いったん109円台半ばをトライに行く可能性もありそう。
クロス円も重い展開。特に豪ドル円は75円を割り込んでの売りがありそうで、今年の安値73円76線も視野に入る展開か。
その他材料で注目はカナダドル。午前0時に結果が発表される中銀金融政策理事会では金利据え置きの見込みだが
貿易状況などの厳しい状況かr、声明などで今後の利下げへの動きを示唆してくる可能性がある。
昨日の海外市場でもカナダ売りが出ていたが、そうした動きがさらに強まる可能性。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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