きょうのCPIはFRBの政策変更が必要ないことを示唆=NY為替
ドル円はダウ平均にらみの動きをしているようで、110.10円近辺まで買い戻しが出ている。ダウ平均が徐々に上げ幅を広げる動きをしており、2万9千ドル台をうかがう動きにドル円も呼応しているものと思われる。
きょうは12月の米消費者物価指数(CPI)が発表になっていたが、為替市場はドル売りの反応が見られている。食品とエネルギーを除くコア指数が前月比で0.1%の上昇と3ヵ月ぶりの小幅な伸びに留まったことが嫌気された模様。住居費の上昇減速が一因。ただ、全体的にインフレはほとんど変化しておらず、FRBの政策変更は必要がないことを示唆している。
12月に中国製品へ追加関税は見送られたが、現段階では、依然として中国からの輸入品の約3分の2に対する関税は引き続き有効となっている。ただ、現状からは関税による物価への影響はほとんどなく、むしろ低下しているようにも見られる。
USD/JPY 110.07 EUR/USD 1.1127
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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