ドル円は上げ一服もまだ上値追いのモメンタムは残っている模様=NY為替
ドル円は110円ちょうど付近での推移となっている。きょうのドル円は心理的節目の110円台を回復し、東京時間の早朝には一時110.20円近辺まで上昇する場面も見られた。ただ、さすがに一服感も見られるのか、ロンドン時間には戻り売りも見られ、109円台に値を落としている。しかし、109円台に入ると買いも入るようで、下値はサポートされている。きょうこれまでの動きを見た限りでは、まだ上値追いのモメンタムは残っている模様。
明日は米中合意の署名が予定されており、合意の中身も伝わるものと思われる。一部報道では、中国が今後2年間で米国から800億ドル近くの製品を追加購入することを約束し、さらに米国から500億ドル超のエネルギー供給を行うことを約束したと伝えていた。また、トランプ大統領は第2段階の交渉をすぐにでも始めたい意向も示している中、合意と署名を受けての市場の反応がどうなるか確認したい雰囲気もあるものと思われる。
USD/JPY 110.02
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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