ポンドは急伸後に戻り売り 注目は離脱後に移る=NY為替
ポンドは戻り売りが続いており、ポンドドルは1.33ドル台前半まで戻している。英総選挙で与党・保守党が圧勝し、ジョンソン首相は1月31日の離脱を明言した。市場の期待以上の勝利だったことから、秩序ある離脱をほぼ確実視している。ポンドドルも1.31ドル台前半から一気に1.35ドル台まで急伸する場面も見られたが、さすがに戻り売りも出ている状況。
市場の注目は離脱後に移っている。特にEUとの自由貿易協定の行方には関心が高い。もし、来年中に協定を締結できない情勢であれば、ポンドはネガティブな反応を示す可能性もありそうだ。また、EU離脱による英経済への影響に関しても未知数の部分が多い。市場の関心がファンダメンタルズに回帰すれば、ポンド安の材料との見方も出ている。
ただ、しばらくは買い戻しの動きが続くのではとの見方も少なくない。
GBP/USD 1.3331 GBP/JPY 145.74 EUR/GBP 0.8342
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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