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ポンドには調整売りも、総じてリスク選好の動き=ロンドン為替概況

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ポンドには調整売りも、総じてリスク選好の動き=ロンドン為替概況

 13日のロンドン市場は、リスク選好ムードが広がっている。米株先物がプラス圏で揉み合う中で、欧州株は上げ幅を拡大している。為替市場ではドル円やクロス円が高値を広げる動き。それに伴ってユーロドルや豪ドル/ドルなども上値を広げている。英総選挙で保守党が労働党に大差をつけて勝利しており、下院での過半数を確保した。来年1月末までの秩序立った離脱に向けた動きが進展することになる。また、米中通商協議フェーズ1が合意したことも市場の不透明感を払しょくした。そのなかで、東京早朝の急騰したポンドには利益確定売りの動きが先行した。ポンドドルは1.34台割れ、ポンド円は147円割れへと反落する動き。ただ、大幅上昇を消す動きには至っていない。ドル円は109.70近辺、ユーロ円は122.65近辺などへと高値を伸ばしている。ユーロドルは1.1180台へと小高い動き。

 ドル円は109円台後半での取引。前日NY市場で買いが強まったあとは、109円台でしっかりとした値動きが続いている。ロンドン市場では値幅は小さいものの、高値を109.71レベルまで広げた。米株先物は時間外取引で小高く推移するなかで、欧州株は堅調な足取り。英総選挙で保守党が過半数を確保しており、これまでのような議会とのトラブルは回避できそうだ。米中部分合意の報道もリスク選好ムードを支えている。

 ユーロドルは1.11台後半での取引。東京早朝にはポンド急伸に伴って1.1199レベルまでつれ高となった。ロンドン朝方にはやや上値重く推移したが、欧州株の上昇とともに1.1180台へと再び上昇してきている。ユーロ円は122円台半ばから一時122.65レベルまで高値を広げた。独連銀はドイツ成長率見通しを、今年0.5%、来年0.6%と予測。2021年と22年は1.4%とした。来年には再び輸出の伸びが回復する見込みとした。デギンドスECB副総裁は、経済が安定化する兆しがある、必要であればQEや利下げなどで行動する余地がある、と述べた。バシリアウスカス・リトアニア中銀総裁は、インフレ目標がECB政策見直しの主要な課題に、との見方を示した。

 ポンドドルは1.33台後半での取引。全般的にリスク選好の動きが広がるなかで、ポンドには急騰後の調整売りが入っている。ポンドドルは1.34台割れから1.3350台まで一時反落した。その後の戻りも、1.34台乗せでは売りが優勢になっている。ただ、早朝の1.31台からの急騰劇を解消するには至っていない。ポンド円も同様に上値が重く、147円台割れから146.50割れ水準まで反落した。こちらも147円台が重くなっている。英政府関係筋によると、来週月曜には新内閣の組閣作業を始めるとしていた。総選挙での保守党大勝を受けて、米債利回りが上昇、英FT指数が上昇するなどリスク選好の動きが広がった。

MINKABU PRESS 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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