英総選挙の投票始まる、ポンドには売りが入る=ロンドン為替概況
英総選挙の投票始まる、ポンドには売りが入る=ロンドン為替概況
12日のロンドン市場は、ポンドが反落している。いよいよ英総選挙東京が始まっており、ポンド相場に神経質さが増しているようだ。ポンドドルは1.32台割れから1.3150近辺へと下落、ポンド円は143円台半ばから143円割れまで下落する動き。対ユーロでもポンド売りが入っている。特段の新しい情報はみられていないが、これまでのポンド買いの流れに調整が入っている。その他主要通貨ではややドル買いの動き。前日の米FOMC後のドル売りの流れに調整が入っている。ユーロドルは1.11台前半で小安い動き。ドル円は108円台後半でじり高となっている。その中では欧州株が小高いことを受けて、豪ドルは底堅く推移している。このあとのECB理事会の結果、ラガルドECB総裁の会見内容などを確かめたいとのムード。英総選挙はあすの日本時間午前7時に投票が終了する。
ドル円は108円台後半での取引。前日のFOMC後のドル売りの動きから反発の流れとなっている。東京市場でじり高となった流れが継続しており、ロンドン市場では108.70近辺へと一段高となっている。ただ、前日のFOMC前の高値水準には届いていない。調整の範疇の動き。米債利回りは目立った方向性をみせていない。欧州株や米株先物は小幅高。
ユーロドルは1.11台前半での取引。前日の上昇の動きは一服しており、1.1140近辺から1.1125近辺へと小反落している。ユーロ円は121円ちょうど付近で高止まり。目立った値動きを示していない。このあとのECB理事会の結果およびラガルドECB総裁の会見内容などを確かめたいとのムードになっている。政策金利は据え置かれる見通し。政策枠組みの見直しの範囲などについてのより踏み込んだ内容が期待される。
ポンドドルは1.31台半ばでの取引。いよいよ英総選挙の投票が開始している。ポンドドルは1.32台を割り込み、1.3151レベルまで反落。ポンド円は143円台半ばから142.90台へと反落している。対ユーロでもポンド売りが優勢。まだ、総選挙に関連した新規の報道はみられていないが、市場ではこれまでのポンド買いの動きにやや調整が入っている状況。今後、値動きに神経質さが増してきそうだ。
トルコ中銀は政策金利を従来の14.00%から12.00%に引き下げた。事前予想では12.50%への引き下げが見込まれていた。リラ相場は一瞬売られたものの、すぐに買い戻されている。むしろ、発表後には買いが優勢となっており、リラ円は18.80近辺へと高値を伸ばしている。
MINKABU PRESS 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。