ドル円は１０８．７０円近辺で推移 このあとＦＯＭＣ結果発表＝ＮＹ為替

　ＮＹ時間の午後になってドル円は１０８．７０円近辺で推移。このあと日本時間４時にＦＯＭＣの結果発表を控えている。今回は据え置きが確実視される中、市場の関心は来年に移っている。今回はＦＲＢ経済見通しも公表されるが、来年に向けて何らかのヒントを探りたいところでもあり、その意味ではＦＯＭＣメンバーの来年の金利見通し（ドット・プロット）が注目される。

　現在、市場は来年に１回の追加利下げを見込んでいるが、９月ＦＯＭＣ時点のＦＯＭＣメンバーの２０２０年の金利見通しの中央値は追加利下げなしだった。但し、メンバーの見通しは真っ二つに分断。ただ、先週発表の米雇用統計など、直近の米経済指標からすると、今回も中央値は追加利下げなしが有力かもしれない。

　結果発表後にドル円も上下動するかもしれないが、市場の関心が米中貿易協議や英総選挙など政治問題に集中する中で、今回のＦＯＭＣを受けて、相場の流れが形成されるかは未知数。

USD/JPY　108.70

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美