FOMCにらむ展開に、ポンドは世論調査結果受けて朝に急落=東京為替概況
ドル円は108円台後半での推移。朝方上値を試す展開が見られ108円85銭を付ける動きが見られたが、ナバロ米大統領補佐官が15日に予定されている中国に対する関税発動が予定通り行われる見込みを示したことなどから108円70銭割れまで調整。もっとも押し目はそこまでで108円70銭台に値を戻し、その後はもみ合いに。
FOMCを今晩に控え、上下ともに動きにくい面も。FOMCでは、政策金利据え置きで市場の見方が一致。注目はドットプロットなどで、結果次第で来年の政策金利見通しに変化が生じ、ドルの売買材料に。
ポンドは朝方に急落を見せた。12日の英下院選挙について、英調査会社YouGovが精度が高いとして市場の注目を集めるMRP方式での調査結果を発表。英保守党の見込み議席が、単独過半数は上回ったものの、千回調査(11月27日)から20議席も減少したことが売り材料となった。ポンドドルは1.3180近辺から1.3108まで急落。売りが一服した後は値を戻しているものの1.3140台まで。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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