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ややドル売り優勢、欧州株安など調整ムード=ロンドン為替概況

今日の為替 

ややドル売り優勢、欧州株安など調整ムード=ロンドン為替概況

 10日のロンドン市場は、ややドル売りが優勢。前日NY市場でドル高方向に振れたが、今日のロンドン市場では再びドル安方向に動いている。ただ、主要通貨の値動きは限定的。明日の米FOMCやあさってのECB理事会、英総選挙などのイベントを控えて、前日と同様に積極的な売買は手控えられているようだ。欧州株は軟調。米株先物も前日の売りの流れが継続している。ドル円は108.55-65レベルでの揉み合い。10銭程度の下押しにとどまっている。ユーロドルは1.1065近辺から1.1080近辺へと小高い。この日発表された独ZEW景況感指数は予想以上に改善しており、8か月ぶりのプラス領域回復となった。以前よりもドイツの輸出や個人消費に対する見方が改善したという。ポンドドルは神経質に振れるも1.31台前半から後半へと上昇、高値を1.3190近辺に伸ばしている。月次の英GDPは前月比横ばいと伸び悩み、鉱工業生産や貿易統計も冴えない結果だった。しかし、総選挙での保守党過半数獲得への期待が継続しているもようで、ポンド買い圧力が優勢。ユーロ円が120円台前半で揉み合う間に、ポンド円は再び143円台に乗せた。一方、豪ドルは欧州株安などに素直に反応して小安い。豪ドル円は一時74円割れとなった。

 ドル円は108円台後半での取引。ロンドン序盤に108.65近辺まで買われたが、上値は重く108.55レベルまでじり安となっている。欧州株安とともに米債利回りも小幅に低下。米FOMC待ちで積極的な取引は手控えられている状況。ドル円の値動きは10銭程度と限定的だった。

 ユーロドルは1.10台後半での取引。前日のNY市場ではややドル買いに押されたが、きょうは東京市場での下げ渋りに続いて、ロンドン市場でも買いが優勢になっている。取引中盤には1.1084レベルに高値を伸ばし、前日NY高値を上回った。ユーロ円は120.20から120.34レベルでの狭いレンジ取引。やや円安・ユーロ高方向に振れる程度。対ポンドでは序盤に買い優勢も、その後は売りに押されている。この日発表された独ZEW景況感指数は予想以上に改善しており、8か月ぶりのプラス領域回復となった。以前よりもドイツの輸出や個人消費に対する見方が改善したという。

 ポンドドルは1.31台後半での取引。英総選挙を控えて神経質な動きのなかで、引き続き買いが優勢。序盤に1.3133レベルまで下落する場面があったが、その後は買いが再燃して一時1.3190レベルと前日高値を上回った。ポンド円は142.60台までの下落のあと、143.20レベルまで高値を伸ばした。月次の英GDPは前月比横ばいと伸び悩み、鉱工業生産や貿易統計も冴えない結果だった。しかし、総選挙での保守党過半数獲得への期待が引き続きポンド買いを誘っているもよう。

MINKABU PRESS 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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