ドル円108円50銭台、上下とも動きにくく=東京為替前場概況
東京外為市場中盤、ドル円は108円半ばで推移。先週末の米雇用統計で、非農業部門雇用者数(NFP)の伸びは強かったが、米連邦準備理事会(FRB)の金融政策見
通しは変わらず、ドル高の燃料にはなっていない。米中通商協議の不透明感で、米利上げ観測が台頭する余地はほとんどない。
今週末15日に米国が対中関税を強化する予定であることがドル円の懸念要因。見送り報道はあったものの、米政府の正式な発表はなく、ドル円の重しとなっている。
ユーロ円は120円ちょうど付近で、先週末の安値圏を維持。今週12日はラガルド総裁にとって初の欧州中央銀行(ECB)理事会となる。同日に英総選挙を控えたポン
ド円は142円後半で上げが落ち着いている。
NZドル円は71円前半で小動き。下向きの200日移動平均線の水準で引き続き上値が抑えられている。
日経平均は続伸。前引けでは前営業日比107.19円高の2万3461.59円となった。
執筆者 : MINKABU PRESS
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