ドル円は米雇用統計後の上げをほぼ失う=NY為替
NY時間の終盤に入ってドル円は戻り売りが続いており、108円台半ばまで下落している。この日発表の米雇用統計が強い内容となったことで、ドル円は急速に買いが強まり、108.90円近辺まで上昇した。200日線も回復していたが、109円に到達することなく、戻り売りに押され、米雇用統計後の上げをほぼ失っている。
米株式市場でダウ平均は300ドル超の上げを続けているが、ドル円の反応は鈍い。米中貿易協議に関心が集中する中、15日(日)に対中追加関税の期限を向かえ、そのイベントリスクを巡って来週は重要な週とも言える。その前にロングポジションを調整しておきたいといったニーズがドル円の上値では多いのかもしれない。
目先の下値サポートは108.50円が意識される。
USD/JPY 108.58
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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