ポンドは調整も売りは限定的 週末の世論調査に注目=NY為替
きょうのNY為替市場はドル高・円高の動きが優勢となる中、ポンドも対ドル、円で戻り売りが優勢となっている。ポンドドルは一時1.31ドルちょうど付近まで下落。ただ、ここ数日の急速な上げにしては、調整の動きは限定的で、ポンドドルは1.3140ドル近辺まで買い戻されている。対ユーロでは上昇。
来週12日の英総選挙への期待感からポンドは買いが膨らんでいる。世論調査では与党・保守党のリードが続いており、過半数を獲得するとの期待も高く、そうなれば、英議会はジョンソン首相がEUと結んできた協定を承認し、来年1月に秩序ある離脱が期待されている。市場の一部からは、ポンドドルは1.35ドルまで上昇する可能性も指摘されているようだ。
目先は週末の世論調査に注目している模様。特に保守党のリードは変わらず、ポンドをさらに押し上げるとの見方も出ている模様。
GBP/USD 1.3140 GBP/JPY 142.73 EUR/GBP 0.8414
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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