ティファニーが決算発表 外国人観光客の出費が少なく米国内は苦戦=米国株個別
ティファニーが軟調。8-10月期決算を発表しており、1株利益、売上高とも予想を下回ったものの、既存店売上高は日本や欧州が好調で予想を上回った。ただ、米国が予想以上に苦戦。米国での外国人観光客の出費が少なく、特に貿易問題や香港情勢の混乱で、中国からの観光客が心配の種となっている模様。
同社のボリオーロCEOは、若者層への訴求に努めたものの、米国での効果は限られた。同社の成長エンジンである中国での事業拡大に注力してきたが、香港などでの混乱にもかかわらず、中国本土での売上げは二桁の増加を示した。
同社は先月、フランスのLVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトンが162億ドルで買収することで合意している。ボリオーロCEOは退任する予定。
(8-10月・第3四半期)
・既存店売上高:1%(予想:0.6%)
米国:-4%(予想:-0.9%)
アジア・太平洋:1%(予想:1.8%)
日本:14%(予想:3.8%)
欧州:4%(予想:-0.7%)
・1株利益(調整後):0.65ドル(予想:0.85ドル)
・売上高:10.1億ドル(予想:10.3億ドル)
・粗利益率(調整後):61.7%(予想:62.2%)
・在庫:+4%
(NY時間10:07)
ティファニー 133.63(-0.09 -0.07%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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