スラックが決算を発表 マイクロソフトの影響は予想ほどではないとの言及も=米国株個別
ビジネス対話アプリを手掛けるスラック・テクノロジーズが8-10月期決算を発表しており、1株損益は赤字だったものの予想ほどではなく、売上高は予想を上回った。11-1月期や通期の見通しはほぼ予想範囲内ではあったものの、マイクロソフトとの競争が激化する中で、今回の見通しは市場に安心感をもたらしたようだ。
同社のバターフィールドCEOは、「マイクロソフトとの競争による事業への影響は予想よりも小さい。事業環境の同心円を考えると、全く競争がないところもたくさんある」と語っていた。
ただ、株価の反応は鈍く、寄り付きは上昇して始まったものの、すぐに下げに転じる動き。
(8-10月・第3四半期)
・1株利益(調整後):-0.02ドル(予想:-0.08ドル)
・売上高:1.69億ドル(予想:1.56億ドル)
・ビリング:1.86億ドル(予想:1.85億ドル)
(11-1月・第4四半期見通し)
・1株利益(調整後):-0.06~-0.07ドル(予想:-0.065ドル)
・売上高:1.72~1.74億ドル(予想:1.73億ドル)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):-0.31~-0.32ドル(予想:-0.39ドル)
・売上高:6.21~6.23億ドル(従来:6.03~6.10億ドル)(予想:6.22億ドル)
・ビリング:7.45~7.6億ドル(予想:7.54億ドル)
(NY時間09:48)
スラック 21.44(-0.22 -1.02%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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