小幅続伸、OPECの追加減産期待が下支え=NY原油概況
NY原油先物1月限(WTI)(終値)
1バレル=56.10(+0.14 +0.25%)
ニューヨーク原油は小幅続伸。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.12~0.14ドル高。その他の限月は0.00~0.08ドル高。
石油輸出国機構(OPEC)総会を控えて、減産規模の拡大が期待されていることが相場を下支えした。イラク石油相や関係筋の話から、日量40万バレルの追加減産が意識されている。ただ、トランプ米大統領が第1段階の合意について「期限はない」としたうえ、「中国との合意を大統領選後まで待つのは良い考えである」との認識を示し、米中通商協議の長期化が警戒されたことが重しとなった。合意がなければ今月15日に米国は新たな対中関税を発動する見通し。
時間外取引で1月限は買いが優勢だったが、通常取引開始を控えて軟化すると55.35ドルまで下落。ただ、通常取引開始後は切り返し、引け近くには56.80ドルまで上げた。
MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS
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