カナダドル、原油相場が上昇で買い戻しも 明日はカナダ中銀政策委員会=NY為替
NY時間の終盤に入ってカナダドルは対ドルで下げを取り戻す動きが見られており、ドルカナダは1.33加ドルちょうど付近まで戻している。きょうはトランプ大統領の発言で米中貿易協議への期待感が後退しており、市場はリスク回避の雰囲気が強まる中、カナダドルは売りが優勢となっていた。しかし、原油相場が上昇に転じていることもあり、買い戻しが出ている模様。
明日は年内最後のカナダ中銀の政策委員会が予定されているが、このところの中銀理事の発言や、強い指標などで利下げ期待は完全に後退しており、今回は据え置きがほぼ確実視されている。市場では来年の4-6月期の利下げを見込む動きとなっているようだ。
声明やポロズ総裁の会見でも引き続き、「現在の政策が適切」とのスタンスに言及してくるものと思われる。ただ、将来の利下げへの可能性は滲ませてくる可能性はありそうだ。
USD/CAD 1.3302 CAD/JPY 81.64
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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