戻り鈍い=東京為替前場概況
東京外為市場中盤、ドル円は109円前半で推移し、戻りは鈍い。ニューヨーク時間帯の安値圏にとどまっている。
昨日は米ISM製造業景気指数が低水準を維持したことや、人権問題を背景とした米中対立の悪化、トランプ米大統領がブラジルやアルゼンチンからの鉄鋼やアルミニウム
に対する関税を復活させると発表したことがドル円の重しとなった。今月15日に米国は対中関税を強化する予定であることも懸念要因。
ユーロ円は120円後半、ポンド円は141円前半で推移。先週、ボックスから上抜けしたポンド円の上値は重くなっている。
豪ドル円は74円半ばで買いがやや優勢。この後は豪中銀が政策金利や声明を発表する。NZドル円は70円後半でしっかり。200日移動平均線に迫っている。
執筆者 : MINKABU PRESS
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