【海外市場の注目ポイント】ラガルドＥＣＢ総裁講演など

　日本時間午後５時半にラガルド欧州中央銀行（ＥＣＢ）総裁の講演が行われる。このところデギンドスＥＣＢ副総裁は、ＥＣＢの超緩和的な金融政策の副作用について度々言及している。ラガルド総裁も超緩和的な金融政策の副作用を指摘するようなら、ＥＣＢの追加緩和観測が後退し、ユーロが買われる可能性がある。
　　
　また、日本時間午後５時半に１１月の独購買担当者景気指数（ＰＭＩ）速報値、同午後６時に１１月のユーロ圏ＰＭＩ速報値が発表される。１１月の独ＰＭＩ速報値は、製造業の大方の予想が４２．８、サービス業の大方の予想が５２．０なっており、製造業、サービス業とも、それぞれ前月の４２．１、５１．６から上昇するとみられ、１１月のユーロ圏ＰＭＩ速報値は、製造業の大方の予想が４６．４、サービス業の大方の予想が５２．４となっており、製造業、サービス業とも、それぞれ前月の４５．９、５２．２から上昇すると見込まれている。
　　
　さらに、日本時間午後６時半に１１月の英ＰＭＩ速報値が発表される。製造業の大方の予想が４８．９、サービス業の大方の予想が５０．１なっており、製造業が前月の４９．６から低下する一方、サービス業が前月の５０．０から上昇するとみられている。
　　
MINKABU PRESS