メーシーズが決算冴えず下落 通期見通しを下方修正＝米国株個別

　百貨店のメーシーズが下落。８－１０月期決算を発表しており、所有ベース、ライセンスベースを含む全体の既存店売上高が予想外の減収となった。所有ベースが予想以上の減収となったことが響いた。１株利益は予想外の黒字となっている。

　通期の見通しも下方修正されており、１株利益が予想以上の下方修正となったほか、既存店売上高も従来の０％～１％から赤字に修正している。ホリデーシーズンの戦略には自信を示していたものの、見通しは弱気に見ていることを示唆している。

　ジェネットＣＥＯは声明で「第３四半期の売上高は、寒冷期の到来の遅れや観光客の低迷、そして、低層モールでの予想を下回るパフォーマンスが影響した」としている。また、「第４四半期に向けた準備のためにＷＥＢサイトを操作したことで、ｅコマース事業に一時的な影響を及ぼした」としている。

（８－１０月・第３四半期）
・既存店売上高：-3.5％（予想：1.2％）
　　所有ベース：-3.9％（予想：-1.2％）
・1株利益（調整後）：0.07ドル（予想：-0.01ドル）
・売上高：51.7億ドル（予想：53億ドル）
・粗利益率：40％（予想：39.9％）

（通期見通し）
・既存店売上高：-1～-1.5％（従来：0～1％）
・1株利益（調整後）：2.57～2.77ドル（従来：2.85～3.05ドル）（予想：2.77ドル）
・売上高：-2～-2.5％（従来：約0％）

（NY時間10:37）
メーシーズ　14.54（-0.48　-3.20%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美