来年のユーロドルは上昇の可能性も指摘される=NY為替
ユーロドルは1.1065ドル付近での推移となっている。NY時間に入って強含む場面が見られ、21日線が控える1.1080ドル近辺まで上昇する場面が見られたものの、上値を抑えられている状況。ドルロングのポジション調整が見られる中、ユーロドルも買い戻しが優勢となっているが、1.11ドル台には依然として慎重だ。直近の指標からは下げ止まりの兆候も見せているものの、ユーロ圏の景気の先行きへの不安感は根強く、ECBの追加緩和への期待感も強い。
ただ、一部からは来年末までにユーロドルは1.19ドルまで上昇する可能性も指摘されている。近年の米金利上昇や貿易問題からのリスク回避、そして、本国回帰の動きがドルを支えていたが、来年の米成長率と金利水準は他国と接近し、大統領選と関税の影響が弱まる前の不確実性を考慮すれば、ドル安の可能性も高いという。
目先は1.1080ドル付近の21日線と1.1090ドル付近の100日線を突破し、1.11ドル台を回復できるか注目される。
EUR/USD 1.1063 EUR/JPY 120.24 EUR/GBP 0.8564
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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