ダウ平均は利益確定売りで反落 ホームデポが決算受け下落＝米国株前半

NY株式19日（NY時間12:33）
ダウ平均　　　27947.89（-88.33　-0.32%）
ナスダック　　　8573.15（+23.21　+0.27%）
CME日経平均先物　23290（大証終比：0　0.00%）

　きょうのＮＹ株式市場でダウ平均は反落。情報は錯そうしているものの米中貿易協議への期待感が引き続き株式市場をサポートしている。ただ、最高値更新が続いていることから過熱感は否めず、さすがにきょうは利益確定売りが出ているようだ。

　小売りの８－１０月期決算の発表が始まっているが、きょうは寄り付き前にホーム・デポと百貨店のコールズの決算が発表になっていたが、ネガティブな反応を見せていることも圧迫。

　ホーム・デポは１株利益は予想範囲内だったものの、既存店売上高が予想を下回ったほか、全体の売上高も予想に届かなかった。コールズは戦略が期待したほど効果を出していない可能性を示唆する内容となった。ともに株価は下落している。

　ただ、Ｓ＆Ｐ５００株価指数採用銘柄のうち４６１社が決算を発表しているが、その７５％は予想を上回る決算を発表している。これまで市場には景気後退への警戒感が出ていたが、決算を通過して、次第にもう少し景気拡大期が持続するのではとの楽観的なムードも出ているようだ。

　ダウ採用銘柄ではホームデポが５％下落しているほか、ダウ・インク、シェブロン、エクソンモービルが下落。ナイキ、ジョンソン＆ジョンソンも軟調。一方、ディズニーが続伸しているほか、ビザ、トラベラーズも買われている。

　ナスダックは序盤の下げからプラスに転じている。ＡＭＤが９連騰しているほか、テスラ、マイクロソフト、フェイスブックが上昇。一方、ロクが利益確定売りに押されているほか、エヌビディア、セルジーン、クアルコムが軟調。

　セルジーンは、ソフトウェア開発のサービスナウがＳ＆Ｐ５００株価指数に新たに採用になり、ビストロ・マイヤーズによって買収される同社が除外されると発表になった。

サービスナウ　278.86（+12.55　+4.71%）
コールズ　47.64（-10.77　-18.43%）

アルファベット（C）　1317.01（-3.69　-0.28%）
フェイスブック　199.25（+1.85　+0.94%）
ネットフリックス　303.67（+1.10　+0.36%）
テスラ　357.18（+7.19　+2.05%）
アマゾン　1755.42（+2.89　+0.16%）
エヌビディア　208.86（-3.42　-1.61%）
ツイッター　29.34（-0.15　-0.51%）

ダウ採用銘柄
Ｊ＆Ｊ　134.34（-0.49　-0.36%）
Ｐ＆Ｇ　121.45（-0.44　-0.37%）
ダウ・インク　53.40（-0.92　-1.68%）
ボーイング　369.18（-0.28　-0.08%）　
キャタピラー　 143.22（-0.37　-0.25%）　
ユナイテッド　 148.67（-0.44　-0.29%）　
ビザ　181.86（+2.20　+1.22%）　
ナイキ　93.35（-0.84　-0.90%）
ウォルグリーン　61.69（-0.25　-0.39%）　
３Ｍ　170.03（-0.51　-0.30%）　
エクソンモビル　 68.06（-0.46　-0.66%）　
シェブロン　117.51（-1.04　-0.86%）　
コカコーラ　52.90（-0.14　-0.26%）　
ディズニー　149.35（+1.70　+1.18%）　
マクドナルド　193.81（-0.47　-0.24%）　
ウォルマート　119.83（-0.42　-0.35%）
ホームデポ　226.08（-12.77　-5.38%）
JPモルガン　130.70（+0.08　+0.06%）
トラベラーズ　 135.20（+0.91　+0.68%）
ゴールドマン　 219.64（-0.09　-0.04%）
アメックス　120.12（+0.46　+0.38%）　
ユナイテッドヘルス　273.67（+0.74　+0.28%）
ＩＢＭ　135.07（+0.76　+0.57%）
アップル　 266.16（-0.94　-0.35%）
ベライゾン　59.39（-0.06　-0.09%）
マイクロソフト　 151.10（+0.76　+0.50%）
インテル　58.08（-0.18　-0.30%）
ファイザー　37.40（+0.18　+0.47%）
メルク　84.10（-0.04　-0.04%）
シスコシステムズ　45.42（+0.27　+0.59%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美