エヌビディア ８－１０月は予想上回るも１１－１月は低調な見通し＝米国株個別

　エヌビディアが軟調。８－１０月期決算を発表しており、１株利益、売上高とも予想を上回った。ただ、１１－１月期の見通しが予想よりも若干低く、ゲーム用画像処理半導体（ＧＰＵ）の需要回復が予想よりも鈍いことを示唆した点が重石となっている模様。

　データセンター部門については力強い伸びを見込んでいるとしているものの、ＧＰＵなどの季節的な落ち込みで一部相殺されるとの見方を示した。

　株価のバリュエーションや短期的な成長トレンドに懸念はあるものの、ＡＩやゲーム、自動運転などのメガトレンドを考慮すれば、長期的には大きな機会が与えられているとし、アナリストからは目標株価引き上げる動きも出ていた。

（８－１０月・第３四半期）
・1株利益（調整後）：1.78ドル（予想：1.55ドル）
・売上高：30.1億ドル（予想：29.1億ドル）
・粗利益率（調整後）：64.1％（予想：62.5％）

（１１－１月・第４四半期見通し）
・売上高：29.5億ドル±2％（予想：30.7億ドル）

（NY時間09:51）
エヌビディア　206.89（-2.90　-1.38%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美