このあとパウエル議長の議会証言 きのう同様に反応薄か=NY為替
きょうのドル円は前日に引き続き戻り売りが優勢となっており、108円台半ばまで値を落としている。各種の報道で市場は米中貿易協議への不透明感を徐々に強めており、米国債利回りの下げと伴にドル円は利益確定売りが優勢となっている。
本日の21日線は108.75円付近に来ているが、きょうはその水準を下回る動きを見せている。早期に回復できるか注目される。
このあと日本時間0時にパウエルFRB議長の下院予算委員会での議会証言が予定されている。前日は上下両院で証言を行ったが、追加利下げを一旦止めて様子を見たい意向を滲ませていた。ただ、CMEのFEDウォッチでは12月利下げの確率は3%程度しかなく、既に市場は十分に織り込んでいる状況にある。前日は議長の証言への反応は鈍かったが、きょうも同様の反応が期待される。
USD/JPY 108.61
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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