アジア株 香港株は上げを帳消し、香港行政長官はデモ取り締まり強化を表明

アジア株　香港株は上げを帳消し、香港行政長官はデモ取り締まり強化を表明

東京時間14:06現在
香港ハンセン指数　　 26937.84（+11.29　+0.04%）
中国上海総合指数　 2897.23（-12.74　-0.44%）
台湾加権指数　　　　 11490.43（+63.15　+0.55%）
韓国総合株価指数　 2130.40（+6.31　+0.30%）
豪ＡＳＸ２００指数　　　 6745.90（-26.63　-0.39%）
インドＳＥＮＳＥＸ３０種　 40345.08（休場）

アジア株はまちまち。
香港株は前営業日終値を挟んで推移。前日の大幅下落の反動から買い戻し優勢で始まったが、買いは続かず、上げを帳消しにしてる。
10日に香港警察がデモ隊に実弾を発砲し2人が撃たれ、うち1人が重体となった。先日には初の死者が出ており、香港警察への批判が一段と強まっている。
中国環球時報は社説で、デモ隊に実弾を発射した香港警察を「断固支持する」とするとして、発砲の正当化を主張。また、デモ隊の凶悪な行為は「イスラム国」のようなテロリストと変わらないと非難した。
香港行政長官は12日の会見で、「彼らの目的は香港を麻痺させることで、極めて自己中心的だ」と述べ、デモ抗議活動を強く非難、取り締まりを強化していく考えを強調した。行政長官の会見や死亡者が出たことにより、デモは更に過激化する恐れがある。
上海株は0.44%安、きょうのトランプ米大統領の演説を前に様子見ムードとなっている。演説次第では米中進展期待が後退する恐れもある。また、香港デモ激化を受けて米中関係悪化も懸念されている。