北米市場休場、ポンドは朝方にファラージ発言で急騰=NY為替概況
きょうのNY為替市場は、米国市場がベテランズデーで休場。カナダ市場も英霊の日で休場となっており、参加者が極端に少ない市場となった。
ロンドン市場で香港でもの激化で警官隊が実弾を発射との報道などを嫌気したリスク警戒感からのドル売り円買いに抑え、108円台まで値を落としたドル円は、その後109円台まで値を戻す展開に。 もっとも参加者が少ない中で値幅は小さく、109円10銭近辺までの動きに。
週明けの東京市場でイランでの大規模油田発見の報道もあって売りが出たカナダドル。その後のドル売りの動きもあり、対ドルでもみ合いとなる中、北米市場では参加者が少なかったこともあり1.32台前半でもみ合いに。
ユーロドルはロンドン市場でのドル売りの動きの中で、NY市場朝方もしっかりとなり1.1040台も。ロンドン夕方以降は参加者が減ったこともあり上値トライの流れが一服しもみ合い。
動きが見られたのがポンド。英ブレグジット党のファラージ党首が317選挙区で保守党と争わずと発言。これにより保守党の単独過半数確保の可能性が一気に強まりポンド買いが広がった。ポンドドルは1.2830台から1.2898近辺と1.29ちょうどに迫る動きを見せた。上昇が一段落すると、参加者が少ない北米市場で調整ムードも1.2850台まで。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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