リスク警戒感強まり、やや頭の重い展開に=東京為替概況
週明けの東京市場、ドル円は109円台前半から109円ちょうど近辺まで値を落とす展開となった。8日に香港デモで初の死者を出したことで、当地のデモが拡大し、香港警察隊が実弾を発射し負傷者が出たとの報道が流れたことで、警戒感が広がった面も。香港ハンセン指数が2%を超える下げに。中国人民元売りの動きなども見られた。ドル円での反応は限定的も、これまでドル円を押し上げていた米中通商協議の行方に影響が出るのではとの警戒感もあり、頭の重い展開に。
米国がベテランズデー(退役軍人の日)ということもあり、その他通貨は基本的に模様眺めムード。そうした中やや売りが出たのがカナダドル。週末にイラン最高指導者ホメイニ氏が、同国南西部で大規模油田発見と発表したことでNY原油先物が下落。カナダ売りにつながった。カナダ円は82円60銭近辺から82円30銭台まで。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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