米中協議期待で押し上げも、上値から少し調整=東京為替概況
昨日の海外市場で米中が段階的関税撤廃で合意との報道が流れドル高円安の流れが強まって迎えた8日の東京市場。ドル円はホワイトハウス関係者の米中協議に非常に楽観的との報道もあり、ドル高円安の動きが強まり、午前中に一時109円40銭近辺まで。もっともNY市場での高値を超えきれず、少し調整。
トランプ大統領の弾劾調査を行っている下院の委員会が大統領首席補佐官代行を本日召喚との報道が警戒感を誘い、調整が入った面も。もっとも、NY市場午後の安値近辺までの動きにとどまり、その後は少し戻してもみ合いに。下値しっかり感が継続する展開となった。
豪中銀四半期金融政策報告が発表された豪ドルは少し頭の重い展開。報告自体は大きなサプライズ間話。米中協議進展期待で昨日の海外市場で対ドルで0.6910台まで上昇も調整の動きに。
ユーロドルは1.10台半ばの狭いレンジでもみ合い。来週月曜日米国が休場となる中で、週末を前に積極的な取引が手控えられ、次の流れ待ち。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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