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【これからの見通し】不安材料が多く、積極的にリスクとりにくい

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【これからの見通し】不安材料が多く、積極的にリスクとりにくい

 今週の相場は、大崩れはしないものの、上値に重さがのしかかる展開になっている。ポンド相場は対ドルで1.30台が重い。ジョンソン英首相は10月31日の離脱に向けて英議会で様々な動きを繰り出しているが、昨日の動きを見る限り、どうも時間切れとなりそうだ。ただ、トゥスクEU大統領はEU27か国に対して離脱の延期を認めるように働きかけており、引き続き合意なき離脱の可能性は低いようだ。延期となった場合は、その期間にもよるのだろうが、ジョンソン首相は総選挙実施を匂わせている。なかなか、スッキリとしない状況が続いている。

 米中通商協議については、特段の進展は報じられていない。24日にはペンス米副大統領が対中国政策について演説を行う予定となっている。香港やウイグル自治区などでの人権問題を蒸し返すようだと、中国側からの強い反発が予想される。今週は、クドローNEC委員長が、米中通商協議が進展すれば、12月の追加関税措置を取り下げる可能がある、と発言していたが、この好ムードが帳消しになる可能性リスクがあり、注意したい。

 また、米主要企業の決算発表が相次いでいる。昨日の米取引終了後に発表されたテキサス・インスツルメンツの決算内容を受けて同社株が時間外取引で大幅安となっている。これを受けて、半導体関連株が世界的に下落しそうだ。きょうは中国関連株の代表格であるキャタピラーの決算発表が予定されている。

 この後に発表される経済指標は、南ア消費者物価指数(9月)、米MBA住宅ローン申請指数(18日までの週)、ユーロ圏消費者信頼感指数・速報値(10月)などが予定されている。米債券市場では、5年債入札(410億ドル)が実施される。米主要企業決算発表は、イーベイ、キャタピラー、テスラ、フォード、ボーイング、マイクロソフト、ザイリンクスなど。
 
MINKABU PRESS 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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