ビヨンド・ミート ダンキンが全米店舗で展開 ただ、競争激化の声も＝米国株個別

　ビヨンド・ミートは反発して始まったものの、すぐに戻り売りに押され、一時下げに転じる場面も見られた。同社の植物由来の肉を使用したサンドウィッチが、ダンキンの全米９０００を超える店舗で展開されることが発表された。１１月６日から販売が開始される。

　全米展開に踏み切った背景として、この３ヵ月間のＮＹマンハッタンの１６３店舗で行われたテスト販売で、マンハッタンで２番目に売れたサンドイッチとなり、売り上げが想定の２倍以上に膨らんだことが挙げられている。全米展開は当初２０２０年１月まで計画されていなかったが、それを前倒しした格好。

　植物由来の肉に関しては競争が激しさを増しており、投資家も行方を注目している。最大の競合相手であるインポッシブル・フーズが今年序盤に、約７０００店舗のバーガーキングに採用されるなど大きな勝利を収めている。そのような中、最注目はマクドナルドの動向。カナダの店舗でビヨンド・ミート社の材料を使用した商品が実験的に販売されているが、米国に関してはまだ決定していない状況。

　アナリストからは競争激化を懸念して投資判断の引き下げる動きも出ている。

（NY時間10:49）
ビヨンド・ミート　110.40（+0.41　+0.37%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美