【これからの見通し】決められない英議会、ポンドは週明けも待ちの姿勢に

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【これからの見通し】決められない英議会、ポンドは週明けも待ちの姿勢に

 先週末は19日の英議会のEU離脱案採決が注目された。しかし、英下院では離脱案採決について、関連法案が成立するまで先送りするとの動議が322対306で賛成多数となった。またもや決められない英議会の構図が露わになっている。ジョンソン英首相は、メイ前首相と同様の道をたどるのか。

 しかし、ジョンソン首相の10月31日離脱に対するこだわりは極めて強いようだ。報道によると、ジョンソン首相は3カ月の離脱延期を求める書簡をトゥスクEU大統領に送った。ただ、書簡にはジョンソン首相の「署名はなかった」。

 先週末に英金融当局者が、週明けのアジア市場の動向を注視する、と述べており、英中銀の為替担当者を現地時間日曜日に出社させるとしていた。しかし、きょう早朝の市場ではポンドドルが1.29台後半から1.28台後半へと、約100ポイント幅で振幅後に売り優勢となる程度。足掛け2週間で800ポイントも上昇したポンドドル相場からすれば、それほど失望売りは強まらなかったといえよう。足元では1.29台を回復しており、流れ的にはまだ買いが継続しているようだ。

 きょうは目立った英欧米などの経済指標の発表予定はみられず。金融当局者関連のイベントとしては、独連銀月報の公表、ホールデン英中銀委員およびデギンドスECB副総裁の講演などが予定されている。米禁輸当局者はそろそろブラックアウト期間に入っており、発言は手控えられる。CMEフェドウォッチによると、米短期金利動向は9割強が0.25%利下げを見込んでいる。

 英国のEU離脱関連の動向は引き続き流動的となっているが、ポンド相場の値動きを見る限りでは、市場はそれほど合意なき離脱の可能性を危惧していないようだ。ただ、ポンド関連の通貨ペアの短期ボラティリティーは引き続き高水準。報道などに神経質な反応は続きそうだ。
 
MINKABU PRESS 松木秀明

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執筆者 : MINKABU PRESS

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