週末を前に調整の動きが広がる=NY為替概況
18日のNY市場でドル円は頭の重い展開となった。ロンドン市場でリスク選好の動きなどから108円70銭台を付けたドル円は、週末を前にした調整の動きもあって、NY午後には108円39銭を付ける動きに。
19日の英下院で行われるEU離脱修正案の採決動向が依然不透明で、ぎりぎりの攻防を続けていることに対する警戒感や、米中通商問題がもう一段紆余曲折ありそうな中で、週末の政治リスクなどが意識され、ドル買い円売りポジションの調整が強まった格好。
ユーロドルが1.1170台を付けるなど、ユーロ買いドル売りの動きも。ユーロに関しては前回9月に行った包括的金融緩和に対する反対意見が広がる中で、来週のECB理事会をにらんだユーロ買いに。
ポンドはカーニー英中銀総裁がEU離脱修正案についてジョンソン政権とEUとが合意したことについて、グッドニュースを肯定したことなどが好感され、もう一段の上昇に。態度を表明していない無党派議員への追い風という期待も。
MINAKBU PRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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